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退職時に会社からもらうべき書類って?

退職する時に会社から受け取る書類にも色々あって
いったい自分には何が必要なのかよくわからないことってありますよね?
今日はそんな退職時に必要な書類についてお伝えしてみたいと思います!

■源泉徴収票■

その年(1/1~12/31)に支払われた給与や賞与の額、
納めた所得税の額を記載した書類です。

【必要となる場面】
・転職が決まっている場合➡再就職先に提出し年末調整に使用。
・転職が決まっていない場合➡確定申告に使用。

【もらえる時期】
通常は会社の年末調整後の12月~1月。
退職者は退職時に希望すれば年度途中でも発行してもらえます。
ただし即日発行ではなく最後の給与が決定してからの発行となるので
2週間~1カ月後に郵送してもらう形が多いです。
ちなみに近頃はWEBで確認や印刷ができるようにしている会社も増えてきましたね。

【会社から発行してもらえない場合】
税務署にて「源泉徴収票不交付の届出書」を提出しましょう。
税務署から会社へ連絡してくれます。

■離職票■

退職を証明する書類です。
退職者が希望すれば会社がハローワークを介して手続きし
ハローワークが発行してくれます。

【必要となる場面】
雇用保険の失業給付申請時に必要です。
次の就職先が決まっておらずハローワークで失業手当の給付手続きをする方はきちんともらっておきましょう。

【もらえる時期】
会社は退職日の翌日から10日以内に手続きをおこなうことになっています。
ただそこからハローワークが離職票を交付して会社へ郵送、その後会社から退職者へ郵送、という流れになるため、手元に届くのには2週間から1カ月ほどかかります。

【会社から発行してもらえない場合】
ハローワークに相談してみましょう。
ハローワークから会社に確認や催促をしてもらえます。
またハローワークに「雇用保険の被保険者でなくなったことの確認」を請求することもでき、ハローワークで離職票を発行してもらえることもあります。

■健康保険資格喪失証明書■

退職した会社で加入していた健康保険を脱退した証明となる書類です。
この書類には特に決まったフォーマットはありません。
それぞれの会社で作成したものを発行される、というのが一般的です。

【必要となる場面】
・国民健康保険への切替手続き時
・扶養に入る手続き時
・健康保険の二重加入を防ぐため転職先から提出を求められた時

【もらえる時期】
退職時に会社に依頼すれば健康保険証を会社に返却後交付してもらえます。

【会社に発行してもらえない場合】
加入していたのが「全国健康保険協会(協会けんぽ)」の場合、年金事務所で請求できます。
日本年金機構のHPから請求書がダウンロードできるので記入後持参するとスムーズです。
その際、身分証明の書類が必要になるので事前に確認しておくとよいと思います。

加入していたのが「健康保険組合組合」の時は、組合が直接発行してくれる場合と会社を通して組合に発行してもらわなければならない場合があるのでまずは組合に問い合わせてみましょう。

■雇用保険被保険者証■

雇用保険加入者であることを証明する書類。
在籍時には会社が保管していることが多いです。

【必要となる場面】
・転職時、就職先に提出が必要
・失業手当の給付手続き時
・教育訓練給付金申請時

【もらえる時期】
会社保管だった場合は退職時に返却されます。

【会社から返却してもらえない場合】
ハローワークで再発行の申請ができます。
本人確認書類や前の会社情報等が必要となるのでこちらも事前にハローワークに確認しておくとよいですね。

■年金手帳■

2022年4月以降新しく公的年金に加入する場合はこの手帳は発行されず基礎年金番号通知書が発行されるようになりました。
それより前に年金手帳を会社に預けていた場合は退職時に返却してもらっておきましょう。


こうやってみるとほんとうに色々な書類がありますね。
いったい何を会社からもらえばいいのやら・・・
わからなくなった時は参考にしてみてくださいね!


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